写しでなければ数千万円するものです。京焼の名工である叶松谷が、明末に、小堀遠州らが中国景徳鎮に特別注文した「祥瑞」の中で最高傑作とされる、「色絵祥瑞手鉢」を写したものです。「色絵祥瑞手鉢」は、一点しか確認されておらず、大正14年まで古美術の大コレクターとして知られた元老井上馨の井上侯爵家が所有し、その年に売立で売却され、今は個人蔵ですので本物を美術館でもみることもできません。茶道のお道具が想定されていますが、幅広く利用できます。私が写真を撮るのが下手なのですが、実物は写真以上に本当に素晴らしいです。全体の構図、姿かたちが最高に美しく、側面、裏まで意匠を凝らしております。古美術店で実物を見て感動し、10万円で購入しましたが、実物をご覧になっていない方にはこの感動はなかなか伝わらないだろうと思い、割安に出品いたします。 素人採寸ですが横23センチ、高さ16センチになります。どうぞよろしくお願いいたします。 染付　伊万里　色絵　名品　明　中国　陶磁　やきもの 古染付